ヒグ森 3話

月一回の診察日では採血があります。

こぐまは小さいときから注射はわりと平気で、針をさす瞬間も見ておきたいほうで顔を背けることはありませんでした。

でも大学病院の採血は人により上手い下手がハッキリとわかれ、血管を針で探られたり‥

その後内出血もあったりと、何度も痛い思いをしました。
上手な人を覚えていても、次の診察時には移動でいなくなったりして、こぐまにとって月一のハードルでした。

9ヶ月たち、ゼンタコートカプセルの効き目を確認するために大腸カメラで検査、それとエレンタールの経管方(鼻からチューブを胃まで挿入して注入)を試してみることに、5日間ほど入院します。

鼻チューブはすぐに断念しました‥ヒグ子も一緒にやってみましたが駄目でした。

甘くみていました‥

されている方、凄いと思います。

大腸カメラの検査結果は、お薬が効いてるようだったのでゼンタコートカプセルは卒業できました。

その後、エレンタールとペンタサと食事に気をつけながら過ごし、クローン病との生活も少しづつ慣れてきたところに、今度はこぐまは酷い月経痛に悩まされます‥

元々の貧血気味なところに月二回きたりして、酷い生理痛とフラフラな日々が続きました。

インクレミンシロップを処方されましたが、体調の良い日が月に何日かだけという状態に。

こぐまの体調をみかねたヒグ子はこぐまを連れてレディースクリニックへ相談しヤーズフレックスを処方してもらい服用が始まりました。

その後、月に二回きていた月経も一月半に一度になり、それなりにリズムが整いはじめ生理痛も少しマシになり、こぐまもたいそう喜んでいました。

このときは、
こぐまの体調が少しでも良くなってよかったヤーズフレックスのおかげ、ありがたいと思いました。

ヒグ森4話に続く

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