ヒグ森 2話

お薬とエレンタールでの治療がはじまりました。

好物のフライドポテト、オムライス、ピザ、ラーメンなどの脂質の多い食事や、食物繊維は控えるようにと言われます。


そして、苦手なエレンタールをどうやって飲むか‥
こぐまやヒグ子、ぺっちゃんでアイディアを出し合います。

お薬は二種類でゼンタコートカプセルのカプセル型はこぐまには飲むことが難しく、担当医から許可をもらいカプセルを自分で外して中身だけ服用することにしました。

ペンタサは”おいしい”と言って楽々のんでくれます。

エレンタールはニオイも味も苦手なので、ゼリーミックスを使いゼリー状にしてそれを凍らせてシャーベット状にして食べます。
フレーバーは青リンゴ味とパイン味が好みでした。

そのうち、ゼンタコートカプセルの中身をエレンシャーベットの上にふりかけてトッピングのようにして食べていました。

食事は、脂質を控えて腸に負担がかからないもの…

ヒグ子は考えました。

うどんや、おにぎりとお味噌汁、お吸い物、お餅、おかず類は刻んだり、煮たりで少量に、大好きなさけるチーズと韓国海苔もたまに。
ドカ食いをせずにちょこちょこ食べをするようみんなで心がけていきました。


今まで日によっては、食べても食べても直ぐにお腹が空く日があり、こぐまいわく 食欲がブラックホール状態になる”ブラホーの日”なるものがありましたが、ちょこちょこ食べをするようになりそれも落ち着きました。

ぺっちゃんは、学校の担任の先生に病気のことを打ち明け相談しました。
給食は本人の基準で無理をせず食べるよう、また、腹痛がおきたときに配慮して頂けるようにお願いしました。

そんな暮らしの中、こぐまは度々腹痛がおき、大抵の場合はしばらく横になると落ち着くパターンでした。

横になれないときは、処方されているカロナールを服用しましたがほとんど効き目がなくきつそうにしていることもありました。
また、吐き気や胃が気持ち悪いときはナウゼリンガスターDを服用しました。

ヒグ森3話に続く

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